企業属性:サービス業
CEOコーチング開始前
社長:二代目社長。先代が築いた強固な基盤の上に事業は安定的に回っている。でも、自分として何を目指していいのか分からない。今の事業をきちんと守らないといけないのはわかるが、自分としてのカラーも出していきたい。
会社:今のところ、事業は問題なく回っている。業績はまずます。でも、これ以上良くなる兆しもない。ずっと今のままかもしれない、と社員も将来に関しては不安を感じている。
CEOコーチング実施中
社長:過去に縛られずに自由に考えていいのだと理解して、楽しくなってくる。今までに考えたことがないことを思いつくようになり、チャレンジしたいと思うようになる。
会社:社長の想いと社員の願いの接点が見いだせるようになり、事業の歯車が噛み合い始める。社員の表情が明るくなる。
CEOコーチング実施後
社長:会社を引っ張るリーダーシップが備わってくる。現場を知りつつも、全体を俯瞰することができるようになる。権限委譲を行い、自分自身はより抽象度の高い仕事をこなせるようになっている。
会社:顧客の支持を得て業績が飛躍的に伸びている。会社の魅力が高まり、採用力が大きく向上。銀行からの評価も高く、融資も好調。
企業属性:物流業界
CEOコーチング開始前
社長:昇進で社長就任。社員数3,000人。上場子会社。自分自身の過去の実績には自信があるものの、新しい立場で果たすべき役割について迷いがある。前任者踏襲で手堅く結果を出せば本社で次のステップも見える。ただ、それでは物足りないので新しいチャレンジをしたい気持ちも強い。
会社:事業は無難に回っているが、事故がやや増えていて全体のゆるみが感じられる。安心、安全が重要な仕事のため、社員一同意識を高める必要がある。マネジメントチームの育成も急務になっている。
CEOコーチング実施中
社長:コーチングを通して、これまでは周囲に負けないように突っ走ってきたことに気がついた。それ自体は良いのだが、今でも周囲に対して自分の優秀さをアピールする癖があり、部下を萎縮させてしまっている。もっと部下を信頼して、部下の良さを引き出しながら仕事を進める必要があると考え始める。
会社:以前に比べて社長が部下の方を向いてくれるようになったと感じ始める。チームとして同じ方向を向いて仕事をしている実感が湧くようになり、マネジメントチームも自信を持って会社を引っ張り始める。
CEOコーチング実施後
社長:マネジメントチームに権限移譲することができるようになり、自分自身は大きな構想を検討し始めた。課題だった安全性に関しても改善が見られ、社長及びマネジメントチームが自信を取り戻し始めた。長期の視点と、日々のオペレーションの両者を同時に見ながら経営ができるようになったと手応えを感じている。
会社:社長からマネジメントチームへ、マネジメントチームから部課長へ、と権限移譲が進み始め、全社に活気が出てきた。数字の結果も徐々に出始めていて、マーケットの逆風にも関わらず、手堅く事業が伸び始めている。
企業属性:IT系
CEOコーチング開始前
社長:創業オーナー。急成長中。会社の成長に自分自身の成長が追いつかず、いつも何かに追われているように感じている。短期間で上場した経営者仲間が数名いて、比較して焦りを感じている。チームや部下のマネジメントに関して良い方法が見つけられておらず、人材採用もどのように行ったら良いかわからない。
会社:会社は成長しているが社内体制は脆弱。幹部社員が若く、判断・意思決定に不安定さがあるため、現場を担当している若手社員も常に不安を抱えている。離職が増え始めている。
CEOコーチング実施中
社長:周囲と比較するのをやめることで気楽になった自分に気がついた。比較していると、大切な社員に目が向かずいつも外ばかりを見ている社長になる。これでは社員がモチベーションを保てないということに気がつき、自社の良さを幹部と話し合うようになった。
会社:社長に安定感が出てきたため、幹部社員も落ち着いてチームメンバーに向けあえるようになった。社内の雰囲気が少し前向きになり始めた。
CEOコーチング実施後
社長:社長として「社員のサポーター」であろうと強く意識するようになった。社員の声を聞くために開始した1on1ミーティングが定着し、社員との絆も強くなってきた。社長自身、自分の経営に自信を持てるようになり、社長の魅力で優秀な人材を採用できるようになってきた。顧客や取引先、銀行など、外部からの社長としての評価も高まっている。
会社:社長、幹部が落ち着いて全社を見るようになったためか、若手がのびのび仕事をするようになり、顧客からの評価も上がってきた。また、入社して日が浅い社員の活躍に刺激されて、社歴が長いメンバーも頑張り始め、会社の雰囲気がぐっと前向きになっている。